予防歯科|カーム歯科きたみ|喜多見駅の歯医者

〒157-0067東京都世田谷区喜多見8–22−6ヒラモトビル1F
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予防歯科

予防歯科|カーム歯科きたみ|喜多見駅の歯医者

予防歯科とは

予防歯科とは

歯科医院は、歯が痛くなったり、虫歯の治療をしたりするときだけに行くもの、と思っていませんか?生涯を通してお口の健康を守るためには、病気を未然に防ぐ「予防」と「メインテナンス※」が重要です。
歯を失う原因のほとんどは虫歯や歯周病などの病気です。これらを予防すれば歯を失うリスクを大幅に軽減できます。予防歯科とは、虫歯や歯周病などの病気にならないようにしっかり予防を行うことで、当院では定期的な受診をおすすめしています。
アメリカや北欧では歯科医院に通うオーラルケアが当たり前となっています。
全身の健康維持とともに、予防歯科を実践して生涯ご自分の歯でおいしく食事ができるようにしましょう。

※メインテナンス:虫歯や歯周病などを再発させず、口内の健康な状態を維持していくための定期的な治療

セルフケアとプロフェッショナルケアの両立

予防歯科の中心となるのはセルフケアと定期的なメインテナンスです。
「予防」の基本は毎日の歯みがきですが、歯と歯のすき間や歯茎の溝、奥歯の噛み合わせ溝などの汚れは、セルフケアで完全に除去することはできません。そのため、毎日歯みがきをしていても虫歯になってしまうことがあるのです。徹底的にお口の中の汚れを除去できるのが、歯科医師や歯科衛生士らによるプロフェッショナルケアです。
定期的に専門家の歯のクリーニングを受けて、お口の汚れを除去すれば、細菌の温床となるバイオフィルム(強力に付着した多種の細菌の膜)や歯石を取り除くことができます。

歯科で行うプロフェッショナルケア

プロフェショナルケアでは歯垢や歯石の除去をはじめ、口腔内診査、歯みがき指導などを行います。

PMTC(プロによるクリーニング)

PMTCとは、専門家が専用の機器を使用して歯を磨き上げる(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という意味の略称です。毎日の歯みがきでは落ちない歯の汚れやバイオフィルムを、予防ケアのプロである歯科医師や歯科衛生士が、専門の器具と専用のペーストを用いて、歯面とその周辺の歯周組織から徹底的に除去していきます。このクリーニングによって、汚れの再付着の予防も期待できます。

スケーリング(歯石取り)

歯石は歯垢(プラーク)が石灰化してできた硬い塊で、歯みがきなどの通常のセルフケアでは除去できません。歯科ではスケーラーという専用の器具を使用して、歯の表面や歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)内にある歯垢や歯石を徹底的に除去します。このスケーリングは、初期の歯周病(歯肉炎)を改善する治療としても行います。

エアフロー

エアフローは歯のこびりついた汚れをしっかり落としていく、歯専用のクリーニング機器です。エアフローではまず歯垢を薬液で染めます。歯垢は付着した時期によって染まる色の濃さが違ってきますので、普段、歯みがきができていない部分やバイオフィルムがあるところがはっきり認識できます。そうした部分を中心に、小さな粒子を吹き付けながらジェット流水で同時に洗い流し、こびりついた歯垢や汚れをしっかり取り除いていきます。ブリッジの下や被せ物、インプラントまわりの汚れなどもスッキリ落とすことができます。
粒子はパウダー状なので、歯に優しくダメージを与えません。エアフローを行ったあとは、歯の表面がツルツルします。歯垢や歯石、バイオフィルムなどの再付着も防ぎ、虫歯や歯周病などのリスクを低減できます。

フッ素塗布

フッ素塗布は小児歯科専用と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、成人の虫歯予防にも効果的です。
フッ素(フッ化物)にはその科学的特性から、「初期の虫歯を治す」「歯のエナメル質を強くする」「虫歯菌の活動を抑える」という効果が期待できます。
定期的なフッ素塗布で歯をコーティングすることによって、虫歯を予防します。3ヶ月に1度程度行うことが理想です。

ご自宅で行うホームケア

一人ひとり歯並びも違いますし、歯みがきの仕方にも癖があります。ホームケアの指導では、各個人に合わせた歯みがきの方法や、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの選び方などをお伝えし、ご自宅でのホームケアをより効果的に行えるようにサポートいたします。

ブラッシング方法

虫歯や歯周病の原因は歯垢です。この歯垢は丁寧なブラッシングによって、大部分を取り除くことができます。ブラッシングは、みがき残しを防ぐため、1本1本の歯を優しく丁寧にみがくことが基本です。歯の表面をみがくときは、歯ブラシを直角に当てて小刻みに動かします(スクラッピング法)。歯と歯茎の溝は、歯ブラシを45度の角度に当てて小刻みに動かし、汚れを掻きだすようにします(バス法)。いずれも力を入れ過ぎないように注意しましょう。

デンタルフロス

歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスを使用すると落ちやすくなります。糸状のデンタルフロスは、歯と歯のすき間に通して汚れを落とします。ホルダーがついたフロスもありますので、使いやすいものを選択してください。

歯間ブラシ

歯間ブラシは歯と歯の間の汚れを落とします。様々な太さの歯間ブラシがありますので、ご自分の歯に合ったものを選びましょう。前歯と奥歯で歯と歯のすき間が異なる場合は、それぞれ太さに合わせて使い分けます。

キシリトール

キシリトールはむ虫歯歯予防効果が実証されている天然甘味料で、厚生労働省から食品添加物として認可されているほか、世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)もその効果を認めています。キシリトールは、ミュータンス菌の増殖や歯垢の形成を部分的に抑える効果が期待でき、食後にキシリトール配合のガムなどを摂取することが虫歯予防に有効とされています。

予防歯科の流れ

1.問診票の記入

来院後、まず問診票の記入をしていただきます。

2.カウンセリング

医師がご記入いただいた問診票を確認しながら、お口に関するお悩みや気になっていることについて伺います。

3.歯周基本検査

虫歯や歯周病の状態、また、将来虫歯や歯周病になりやすそうな部分をチェックして、ご説明します(必要に応じて、口腔内写真、デジタルレントゲン検査、唾液検査を行います)。また、すぐに治療が必要な歯があった場合には応急処置を行います。

4.お口のプロフェッショナルによるケア

お口の状態と生活環境に合わせて、食事アドバイスや正しいホームケアについて指導します。また、歯垢や歯石の除去、コーヒーやお茶、タバコなどによる歯表面の着色除去、フッ素塗布などを行います。

歯科のメインテナンス『クリーニング』

歯科医院で受けるクリーニングは2種類あります。
「保険適用内のクリーニング」と患者様の全額負担で行う「自費クリーニング」です。

保険適用内のクリーニング

保険で受けられるクリーニングは下記の内容になります。

  • レントゲン撮影
  • 歯周病チェック
  • 虫歯チェック
  • 歯石の除去
  • 機械的歯面清掃

※痛みがある場合はその日に治療を行う場合があります。

保険適用内のクリーニングのメリット・デメリット

メリット

細かく検査するので虫歯や歯周病の発見につながる
比較的安価で受けることが出来る

デメリット

着色は病気ではない為、保険適用内で落とすことが出来ない

自費のクリーニング

当医院はGBT(Guided Biofilm Therapy)コンセプトに基づきクリーニングを行います。

Guided Biofilm Therapy(GBT)は、エアフロー、ペリオフロー、ピエゾン技術を用いた、プロによる歯面清掃のバイオフィルム除去ソリューションです。科学的エビデンスに基づいてEMSが提唱しています。
Guided Biofilm Therapyは、よりよい臨床結果を追求するために患者様個人の診査とリスクアセスメントに基づいた複数のプロトコールから成り立っています。侵襲性を抑え、より快適・安全かつ短時間で治療できるように設計されています。
Guided Biofilm Therapyのステップは、ヨーロッパ歯周病学会提唱の推奨基準に従っています。

1.診査

  • 口腔内状況の確認と歯周組織検査
  • 問診を行い、お口の中の検査、レントゲン、細菌検査、口腔内写真、生活習慣の内容等も診査します
  • 洗口液を用いて洗口します

2.染出し

  • 染出し液を使用し、バイオフィルムを可視化
  • 虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムを取り除きます
  • バイオフィルムを取り除くと歯石の検知が容易になります

3.情報提供

  • 患者様の予防意識を高め最適な治療法を提案
  • ブラッシング指導を行い、患者様に合った歯ブラシやフロス等の説明をします

4.歯肉縁上・縁下のエアフロー

  • エアーフローはバイオフィルム、早期歯石、ステインを取り除き、歯面研磨を行うことが出来ます
  • 天然歯、インプラント、修復物にエアーフローを使用します
  • 歯肉縁上および縁下の最大4mmまでの歯肉溝に対してパウダーを用い、バイオフィルムを取り除きます

5.歯肉縁下のペリオフロー

  • 歯肉縁下4mmから9mmまでの歯周ポケット内にあるバイオフィルムを除去
  • 天然歯の深いポケット、インプラント周囲粘膜炎、根分岐部にエアフローを使用する
  • 目盛り付きのペリオフローノズルを使用し、ポケットの深さを調べます

6.スマートピエゾンとPSチップ

  • 最小侵襲性のPIEZON®機器を使用し、残った歯石の除去
  • 歯肉縁上および縁下10mmまでには、低侵襲なPIEZON®チップPSを使用します
  • 10mmを超えるポケットには、ミニキュレットを使用します
  • インプラント補綴周囲や修復物は、PIEZON®チップPIを使用します

7.指差し確認

  • バイオフィルムが残っていないか最終チェックをします
  • 歯石除去が完全にできたかチェックします
  • 齲蝕の有無を正確に診断します
  • 歯面にフッ素を塗り保護します

8.リコール予約

  • お口の健康=QOLの向上
  • リスク分析に従った上でリコール時期を計画します
  • 患者様に治療を評価してもらいます
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